「絵の中の女の子は、もうひとりの私」クリエイターインタビュー#1【チバイラコネクト！3】

カルチャー西千葉 40

2025/12/13


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千葉で小さな同人イベント「動物×KAWAII展」（チバイラコネクト！3）を開催するにあたって、クリエイターにインタビューをしていきます。

深堀りするために、クリエイター本人も気づいていない深淵に迫る質問を多くしておりますので、ぜひ楽しんでください。

1｜プロフィール

作家名:　あめほしあか
URL:　
https://akaamehoshi.studio.site/

■自分をひと言で紹介するとしたら？

メルヘンかわいいファンタジー絵描き

■皆さんに見てほしい作品と紹介文

明るくて楽しい気持ちになれる絵を描こうと頑張っています！
こちらの作品はそれを良く表現出来たと思っています

ゲームのイラストも最近担当させていただいていて、とてもたのしい仕上がりになっているのでぜひ見てみてください！

フリーゲームなので、無料でプレイできます
https://novelgame.jp/games/show/12226

可愛らしい女の子をたくさん描いているあめほしあかさんのインタビュー！
いろいろ聴いていきます！

2｜世界観と制作の軸

■あなたの作品を知らない人にまず伝えたいことは？

私は、絵への興味は人への興味に直結していると考えています。
作者に興味が持てれば、それをきっかけに
その作者の絵にも興味を持つようになると思っています。

何かに新しく興味を持つということは、世界が広がることであり、とても楽しいことだと思います。
私の絵や文章についても、これを読んでいる誰かが興味を持って、
「楽しい」「面白そう」と感じてもらえたら嬉しいです。

■あなたの作品を貫くテーマ、または「言葉にしづらい核」は？

女の子が幸せであってほしいという気持ちが一貫してあります。わたしは絵の中のモチーフである人間（女の子）に自己投影する形で絵を描いています。なので絵を見ている人もその視点で見ると想定しています。

絵に描いた女の子たちはそれぞれ自分のしたいことをして楽しんでいる場面が多いです、すべての人間がそうであってほしい、というのが核にあります。

■作り手として一番大事にしている価値観は？

楽しませたいワクワクさせたい心地良いと思ってもらいたい！という気持ちと、自分も描きながらそうでありたいというのを一番大事にしています。

3｜個人と創作の関係

■"作家としての自分"と"普段の自分"に違いはありますか？

日頃表現できない普段と全く違う自分をどう発散するか、という答えに作品での表現を選んだところがあるので、全く違います。作家としては、楽しさを表現しながらも、とても自由でありたいです。普段の自分は、他者を思いやることができる人でありたいです。

■子供の頃から変わらない部分は？

ファンタジーが好きです。実際に無いもの、あり得ないもの絵や空想の中のみにあるものに、とても魅力を感じます。

■あなたがまだ扱えないテーマや感情は？

悲しみや苦しみ、現実的なものへの興味が薄いのでもっと現実を見ないとなあ(笑)と思います。

4｜制作過程・こだわり

■制作前のルーティンは？

お茶を入れます。いい香りのちょっと良いお茶がいいです。紅茶が大好きで、フレーバーティーをよく飲みます。

■一番ワクワクする瞬間と苦しい瞬間は？

ラフを描いているときと、完成直前の仕上げ時間はワクワクします。苦しいときは自分の思い描いているイメージのとおりにならないときです、でもそこで苦しむほどいい絵になる気がしています。

■制作スピードと質の関係についてどう思いますか？

やっぱりたくさん時間をかけて試行錯誤した作品は、質も良くなると思っています。
でもワンドロ（1時間で描く絵の遊び）のほうがいい案が出たりしますし、悩ましいですね。
質として考えるのであれば1時間だと良くはないですが…
制作時間を決めると短い時間でもだらけずにしっかり試行錯誤ができるので、手数や頭の回転が早ければその分短時間で質も上がりそうです。

■作品に影響した印象的なヒントは？

可愛いものを見たときの懐かしさというか、子供の頃見ていたものをとても良いものだと感じる思い出補正的な感じ方があるじゃないですか、その印象を絵にも取り入れたいな～と思っています。

5｜作品制作とこれから

■アイデアが湧かない時、どうする？

20分昼寝します、大体解決します。

■美しいけれど作品に取り入れないものは？

風景です。海とか紅葉とか山とか綺麗な風景はたくさんあると思うのですが、現実的なのであまり魅力を感じないというか、取り入れたとしてもファンタジックにしてしまいます(笑)

■評価（数字）が影響したことはありますか？

あります！
しかし結局は評価は操れないから、自分の思ったように描こうという形になりました。

■「本当はこうしたいけどまだできていないこと」は？

絵を描いているときは絵を描いていることだけに集中できるので、なんか幸せなんですよね。
何かをしているとき、集中しているときが一番幸福なのでできる限り常に何かをしていよう！と思いました。

がしかし、だらけて自己嫌悪しがちです、もっと自分をうまく使いたいですね。

6｜鑑賞者との距離

■どんな人に届いてほしい？

現実に良さをあまり見いだせないわたしみたいな人に届いてくれたら嬉しいです。私の絵の中に理想を見出してくれる人が居ると良いな～と思います

■観る人になにを残したいですか？

思い出になりたいです。その人の心の中にふんわりと曖昧なイメージとしてでも残ってくれたらありがたいです。

■他者との関わりで作品や考えが変化した経験は？

たくさんの影響を他者から受けていて、その作品作品で核の部分は変わらなくとも、表現方法やたのしいの伝え方が変化したことがあります。
影響を受けるのは、新しい発見にもなりますし、私と関わってくれている周りの方々には本当に感謝しています。

7｜展望

■まだ挑戦していない領域は？

立体物に最近興味があります
こちらは最近作成した粘土作品なのですが本当に楽しくて、絵と同じくらい作品に入り込めるな～と思いました、これから3Dプリンターなどで印刷できるモデル作成にも挑戦してみたいです。

■5年後続けたいことと、捨てたいことは？

何かを作り出すことへの挑戦をずっと続けていたいです。それは絵でなくとも。
捨てたいことは、めんどくさいと思う気持ちです！

■理想の展示環境は？

最近バーチャル空間に興味を持っていて、バーチャル空間の展示をやってみたいな～とも思っています。
現実の展示環境の理想は、わたしはカフェが大好きなので
みなさんがリラックスしてくつろぎながら作品も見れるおしゃれ空間を作れる環境がほしいな～と思っています。

■最後に残したい作品とは？

やっぱり自分の素敵な思い出が詰まった作品を作りたいです！
たくさん思い出を作って、それを詰めたいです。

8｜動物×KAWAIIテーマ展示について

■動物イラストへの考えを教えてください

女の子をいままでたくさん描くなかで、動物はKAWAII世界観の象徴としてサブ要素で描いていました。

今回は動物がメインなのですが、それでも自分の好きな女の子も描きたいな～と思って、動物を強調しつつ女の子も描いてみました。
猫ちゃんたちは感情豊かに動き多く、女の子は控えめな動きにしました。

■好きな動物は？

猫です！

■あなたにとって「かわいい」とは？

自分にある子供心をくすぐられるような、すこしきゅんとするものがかわいいなのかな？と思っています

■今回の展示で特に見てほしいポイントは？

色紙サイズくらいの、私にしてはおおきめの原画に挑戦しまして、今回持っていくのでそこが見てほしいところです。

ありがとうございました！

イベント概要

開催時刻：2026年1月17日（土）15：00～20：00
📍 会場：西千葉アトリエカフェぴりーぶ（JR西千葉駅から徒歩4分）
🎨 テーマ：「動物×KAWAII」
入場無料
主催：千葉おえかきハウスhttps://chibaoekaki.studio.site/

次回のインタビューは12/20（土）に更新いたしますのでぜひチェックしてみてくださいね！