[地域スポーツを支える人たちの輪] 八千代DREAMs 代表・監督 今井彩登さん 【稲毛新聞2026年4月24日号】
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2026/4/22
「もっとバレーボールがしたい」。その声が、すべての始まりだった。八千代市に、その想いを受け止める場所がある。八千代DREAMs。代表・監督の今井彩登さんが立ち上げた、地域のバレーボールクラブだ。
きっかけは学校部活動の現場だった。顧問として向き合う中で、今井さんは限界を感じていたという。ネット型スポーツであるバレーボール。本来はネットを挟みラリー形式の練習を積み重ねることが成長に直結する。しかし現実は週に一度、わずか50分だけ。「これでは足りない」。その想いは選手たちの声と重なった。「もっと練習したい」。その声に応え生まれたのが八千代DREAMsだった。
当初は、部活動の延長線上にあるクラブという位置づけ。しかし、想像以上の問い合わせが寄せられ、この地域に「本気で取り組める場所」が求められていると実感する。一方でその運営は決して楽ではない。活動は、月・水・木の学校練習に加え、土日は練習試合。それでも最大の課題は、土日の活動場所がないことだ。「地域にホームコートが欲しい」。さらに、資金面でも決して余裕があるわけではない。地域からの支援を求めながら、なんとかこの場を維持しているのが現状である。
それでも続けている理由は明確だ。「ここに3年間の人生をかけてくれた選手がいるから」。その覚悟に、指導者として応えたい。その想いが、今井さんを踏みとどまらせている。八千代DREAMsが大切にしているのは、競技力だけではない。むしろ、学校生活を含めた「人としての成長」である。クラブで活動する選手たちが、学校でも積極的に貢献している。その話を先生方から聞いたとき、何よりも嬉しく、誇らしく感じるという。
スポーツは、コートの中だけで完結するものではない。日常の中でどう振る舞うか、その積み重ねが人をつくる。活動を続ける中で、選手たちの内面にも変化が生まれている。最初は「失敗したくない」「怒られたくない」という気持ちが前面に出ていた。しかし、対話を増やしていく中で、その空気は変わっていく。「もっとうまくなりたい」「自分のプレーで勝利に貢献したい」。そんな言葉が自然と出てくるようになった。
今井さんは、日頃から選手たちに伝えている。想いがあるから言葉が生まれる。言葉を発するから責任を背負う。責任を背負うことで、人の心を動かす出会いが増えていく。その経験を、ここで積んでほしいと願っている。また、地域にも変化が生まれている。「頑張りたい子が、思う存分頑張れる場所がある」。そう認知され始めたことで、覚悟やモチベーションの高い選手が集まり、成長のスピードも加速している。かつての部活動では見られなかった変化である。
今井さんの描く未来は明確だ。素直に、謙虚に、そしてわがままに。子どもらしく、一生懸命に頑張る選手を育てること。その先に、関東大会、全国大会の舞台がある。しかしそれ以上に、本気で夢を追いかけるチームが地域に増えていくことを願っている。学校でもない、プロでもない。その間にある「地域クラブ」という存在。その役割は、これからますます大きくなっていくはずだ。八千代DREAMsは、その一つの答えであり、挑戦でもある。そして、ふと思う。本気で上手くなりたいと願う子どもたちに対して、いまの日本の環境は、本当にその想いに応えられているのだろうか。
この輪が、さらに広がっていくことを願い、次にバトンをつなぐのは、BANBINAの平野幸子さん。
きっかけは学校部活動の現場だった。顧問として向き合う中で、今井さんは限界を感じていたという。ネット型スポーツであるバレーボール。本来はネットを挟みラリー形式の練習を積み重ねることが成長に直結する。しかし現実は週に一度、わずか50分だけ。「これでは足りない」。その想いは選手たちの声と重なった。「もっと練習したい」。その声に応え生まれたのが八千代DREAMsだった。
当初は、部活動の延長線上にあるクラブという位置づけ。しかし、想像以上の問い合わせが寄せられ、この地域に「本気で取り組める場所」が求められていると実感する。一方でその運営は決して楽ではない。活動は、月・水・木の学校練習に加え、土日は練習試合。それでも最大の課題は、土日の活動場所がないことだ。「地域にホームコートが欲しい」。さらに、資金面でも決して余裕があるわけではない。地域からの支援を求めながら、なんとかこの場を維持しているのが現状である。
それでも続けている理由は明確だ。「ここに3年間の人生をかけてくれた選手がいるから」。その覚悟に、指導者として応えたい。その想いが、今井さんを踏みとどまらせている。八千代DREAMsが大切にしているのは、競技力だけではない。むしろ、学校生活を含めた「人としての成長」である。クラブで活動する選手たちが、学校でも積極的に貢献している。その話を先生方から聞いたとき、何よりも嬉しく、誇らしく感じるという。
スポーツは、コートの中だけで完結するものではない。日常の中でどう振る舞うか、その積み重ねが人をつくる。活動を続ける中で、選手たちの内面にも変化が生まれている。最初は「失敗したくない」「怒られたくない」という気持ちが前面に出ていた。しかし、対話を増やしていく中で、その空気は変わっていく。「もっとうまくなりたい」「自分のプレーで勝利に貢献したい」。そんな言葉が自然と出てくるようになった。
今井さんは、日頃から選手たちに伝えている。想いがあるから言葉が生まれる。言葉を発するから責任を背負う。責任を背負うことで、人の心を動かす出会いが増えていく。その経験を、ここで積んでほしいと願っている。また、地域にも変化が生まれている。「頑張りたい子が、思う存分頑張れる場所がある」。そう認知され始めたことで、覚悟やモチベーションの高い選手が集まり、成長のスピードも加速している。かつての部活動では見られなかった変化である。
今井さんの描く未来は明確だ。素直に、謙虚に、そしてわがままに。子どもらしく、一生懸命に頑張る選手を育てること。その先に、関東大会、全国大会の舞台がある。しかしそれ以上に、本気で夢を追いかけるチームが地域に増えていくことを願っている。学校でもない、プロでもない。その間にある「地域クラブ」という存在。その役割は、これからますます大きくなっていくはずだ。八千代DREAMsは、その一つの答えであり、挑戦でもある。そして、ふと思う。本気で上手くなりたいと願う子どもたちに対して、いまの日本の環境は、本当にその想いに応えられているのだろうか。
この輪が、さらに広がっていくことを願い、次にバトンをつなぐのは、BANBINAの平野幸子さん。
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