[稲スポ]千葉スカイセイラーズ参戦初年度の試練 【稲毛新聞2026年7月31日号】

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 千葉県初のプロ野球独立リーグ球団「ルートインBCリーグ」の千葉スカイセイラーズ。20年目を迎えた同リーグに今季から正式参戦したが、リーグ戦前半戦を終えて9チーム中8位タイに沈んでいる。後半残り20試合に巻き返しを図るが、真夏の大逆襲はあるのか。前半戦を振り返る。

 4月4日まだ肌寒い四街道総合公園球場で千葉スカイセイラーズはルートインBCリーグ参戦初年度の開幕戦を迎えた。元福岡ソフトバンク、エースで主将の岡本直也(29)を開幕投手に立て必勝を期すが埼玉武蔵に惜しくも敗れ、そこから開幕4連敗を喫する苦しい船出となった。
 
 同17日袖ヶ浦球場での5戦目、再びマウンドに登った岡本が今度は8回1安打無失点の快投、守護神の宇田川飛馬(23)との完封リレーで歴史的初勝利をあげた。しかしその後は投打がうまく噛み合わない試合が続く。若手の工藤将祐(19)や伊藤理壱(23)が好投するも勝利に結びつかない。野手陣も副将の難波研伍(24)が好機に本塁打を放つ活躍や、NPBプロ注目の神谷虎之介(19)も好打を連発するがチームは波に乗り切れない。4月終盤には5連敗、5月に入っても3連敗、下旬には6連敗と黒星が続く苦しい状況に。

 昨年までは正式なリーグ戦ではなく不定期の交流戦だったため日程に余裕があった。しかし今季は試合数も大幅に増え日程もリーグによりしっかり確立されている。この連戦を消化することに加え、首都圏の他に福島県や長野県といった長距離の遠征、栃木県や群馬県、山梨県もけっして近い訳ではない。長時間のバス移動よる疲労や負担は昨年までと異なるところ。投手陣のローテーションや選手の怪我や疲労に青野監督はじめ首脳陣も苦労していると思われる。このあたりが他球団との経験値の差になっているのかもしれない。
 
 シーズン終了まで残り約20試合、真夏の暑さは続くと思われる。しかし選手は皆若い上に真夏の高校野球を経験している。新人ながら主力の松原若嗣(18)などは昨夏、市立船橋高で千葉を制覇し甲子園出場、この暑い時期の勝利経験もある。チームが一丸となりこの苦境を乗り越え、ひとつでも多くの勝利を掴み、ひとつでも順位を上げ、来季以降への手応えを掴んでもらいたい。
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