Warter Sports Club代表 向家真広さん【稲毛新聞2026年7月31日号】

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公園のようなグラウンドをつくりたい

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地域でスポーツをする面白さを知った学生時代

 船橋市でWarter Sports Club(ウォルタースポーツクラブ)を運営する向家真広さん。幼児から小学生を対象に、サッカーやフットサル、体操、かけっこ教室のほか、スポーツイベントの企画・運営などを行っている。 

 地域スポーツに関わるようになったきっかけは、学生時代に所属していたNPO法人での活動だった。高齢者への運動指導や子ども向けサッカースクール、地域のお祭りへの出店、イベントの企画など、さまざまな活動に携わるなかで、「地域でスポーツに関わることって面白い」と感じたという。そのときの経験が、今の仕事につながっている。「子どもたちにスポーツの価値や必要性を伝えたい」という想いを胸に、子どもたちに寄り添いながら活動を続けてきた。


技術だけではなく人として成長してほしい

 向家さんが一番うれしいのは、「子どもたちが人として成長していく姿を見ること」だと話す。もちろん、ボールが蹴れるようになる、走るのが速くなるといった技術の成長もうれしい。
 
 しかし、それ以上に、失敗を恐れず挑戦できるようになったり、自分に自信を持てるようになったりする姿に、大きなやりがいを感じている。「最初はできないことを怖がっていた子が、自分からチャレンジできるようになるんです」。そんな変化を間近で見られることが、この仕事の一番の魅力だという。
 
 また、卒業した子どもたちが大人になって、近況を報告しに来てくれる幸せなひとときもある。「先生、元気?」。そんな一言をかけてもらえるだけで、
この仕事を続けてきて良かったと思える。
 
 地域全体が変わったと感じることはまだ多くない。それでも、子どもたち一人ひとりは確実に変わっている。スポーツを通じて自信をつけ、失敗を恐れず挑戦する姿が少しずつ増えているという。


子どもも大人も集まれる場所をつくりたい

 向家さんには夢がある。自分たちのクラブハウスとグラウンドをつくることである。ただ、それは競技者だけが使う施設ではない。学校帰りに子どもたちが遊びに来たり、親子で身体を動かしたり、地域の人たちがふらっと立ち寄れたりする、公園のような開かれたグラウンドにしたいと考えている。そんな場所が地域にあれば、スポーツが好きな子どもたちはもっと増えていく。そして、親子のコミュニケーションが生まれ、地域のつながりも自然と広がっていく。向家さんは、そんな地域の姿を思い描いている。

 その夢が実現しても、現場を離れるつもりはない。「これからもずっと子どもたちと一緒に現場で指導を続けたい」と語った。今日も夢に向かって、船橋で子どもたちと向き合い続けている。
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